松元有希子さん/化粧体操指導士

私は、鹿児島県の特別養護老人ホームで働いている介護福祉士です。
受講するきっかけは、ある女性利用者様の「人前に行くのに、化粧もしないでいくなんて恥ずかしい」という言葉でした。
施設で暮らしていても人前に出るときは化粧をしたいよね…とハッと気付かされました。

「他の利用者様も同じ気持ちなのではないか、私でも力になれることがあるのでは…」と思い、インターネットで調べる中で、私の思いを全て解決してくれる化粧体操指導士の受講を即決しました。

受講すると、同じ思いを持った仲間に出会え、ひとつひとつ丁寧に体操の流れを知り、実践することができあっという間の1日でした。
実際に活動することで、たくさんの利用者様の笑顔をみることができ、介護士人生をより充実したものにできています。

これからも、活動を続けたくさんの利用者様を笑顔にしていきたいです。

狩野恵美さん/化粧体操指導士

私は埼玉県の病院で作業療法士として働いています。認知症について調べる中で化粧療法を知りました。私自身もお化粧やネイルが好きですので､臨床化粧療法とはどんなことをするのか､どんな効果があるのかと興味を持ち､まず化粧体操指導士を受講させて頂きました

担当患者様で自発性が低下･表情も乏しい･言葉も出にくい方に対し､ご家族様から「昔おしゃれをしていた」との話を聞きました。アイメイク･口紅を施し､鏡を渡したところ､微笑むようすが見られました。
口紅を渡し､動作を一緒に行うと自発的に行えるようになりました。周囲の方に褒められた際は声を出して笑う姿も見られました。ご家族様の評判も良く喜んで頂けました。

私の生活では、習慣的に実施しているお化粧や整容動作。病気や怪我により､「外に出ないから､変わらないから」とやらなくなる方も多いと感じます。講座を通して､頭･体･感覚をフル活用すると共に他者との交流にも繋がり､良い刺激を得る機会となるのではないかと感じました。

リハビリは患者様自身の気持ちが大切であると思っています。

リハビリ職･化粧体操指導士として､患者様が心から元気になれるように支援をしていきたいです。